上級グリーン車の布石? 東海道新幹線グリーン2席占有 vs JR東日本グランクラス 快適なのは
それぞれの座席・空間を比較!
もし東北新幹線と同じ料金体系で、東海道新幹線にグランクラスがあったなら、600kmまでが9000円となり、「EXグリーンプラスワン」はグランクラスよりも670円高額です。つまり「新幹線で最高の座席」といえなくもありません。もっとも、グランクラスでJR東日本とJR西日本もしくは北海道をまたぐ場合は、より高額となりますが。ただしあえて比較するなら、「EXグリーンプラスワン」とグランクラスでは、どちらが快適なのでしょうか。
「EXグリーンプラスワン」のメリットは「隣に人が座ってこないこと」です。グランクラスでも2人掛け座席の場合は、隣に他人が座る可能性があります。
グランクラスは座席間隔が1300mmと、グリーン車の1160mmよりも広いとはいえ、特に通路側座席の利用者がリクライニングした場合は、出入りに気を使います。また、グランクラスは一部列車でアテンダントによるサービスが受けられ、これは大きな魅力ですが、隣席の乗客が頻繁にサービスを利用した場合は、煩わしい思いをすることもあります(特に酒類を注文し続けて、泥酔する人が隣席だった場合など)。
グリーン車の2席利用「EXグリーンプラスワン」の場合は、こうした煩わしさは最小限です。コンセントやテーブルも2席分使えますし、隣席に荷物を置くこともできます。専有面積自体も、グランクラスより広いでしょう。
また、設定が東海道新幹線内で完結する「のぞみ」限定なので、空いていることは少ないとはいえ、後席に誰も座っていない場合のみ窓側と通路側の両方の背もたれを倒せ、視界がかなり広くなります。総じて、横方向のゆとりは最高といえるでしょう。
その前にJR東はグランクラスのサービスの質を落としたからな…
西も一緒にならなきゃいいけど…