神奈川の「米軍施設跡地」がテーマパークやスタジアムに?「鉄道整備もセット」で検討中

神奈川県内で、「旧上瀬谷通信施設」や「相模原補給廠」といった米軍施設跡地の開発の動きが相次いでいます。「まとまった広大な土地」は地域の発展の起爆剤になりそうですが、今後、どのように変化していくのでしょうか。

旧上瀬谷通信施設跡地に「テーマパークを核とした複合的な集客施設」

 神奈川県内で、米軍基地跡地の開発構想が本格化しています。一つ目は横浜市瀬谷区の「旧上瀬谷通信施設」跡地、もう一つは相模原市中央区の「相模原補給廠」の一部返還用地です。いずれも地域にとっては発展の起爆剤となりうる貴重な用地で、鉄道新線の構想もあることが共通点です。今後、どのように変化していくのでしょうか。

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上瀬谷地区「テーマパーク」へのアクセス輸送の一旦を担う相鉄線(画像:写真AC)

「旧上瀬谷通信施設」は、2015年6月に米国から日本へ全面返還された約242ヘクタールの広大な米軍施設です。横浜市は地区内を「農業振興地区」「観光・賑わい地区」「物流地区」「公園・防災地区」に分けて整備が進める方針ですが、このうち約70ヘクタールの「観光・賑わい地区」について、国内外から人を呼び込める「テーマパークを核とした複合的な集客施設」を誘致する予定です。既にテーマパークを整備する事業者の公募を開始しており、2023年9月頃に事業者を決定し、2030年代前半の施設開業を目指しています。
 
 この上瀬谷地区には、同地区と相鉄線瀬谷駅付近の約2・6キロを結ぶ新交通システムの建設構想がありました。事業着手の前段階である環境アセスメントの手続きも行われましたが、横浜市臨海部で新交通システム「金沢シーサイドライン」を運営する「横浜シーサイドライン」が参画に難色を示したため、いったん白紙となっています。ただ、市は鉄道整備を完全に断念したわけではなく、事業スキームを再検討していく方針です。

【発展の起爆剤となるか?上瀬谷「テーマパーク」イメージ】

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