横断歩道の一時停止率 ワースト10%→49%“劇的改善”なぜ? 岡山県の取り組みとは

2021年から2022年の実績です。

全国平均は39.8%

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横断歩道とクルマ(画像:写真AC)。

 2022年の日本自動車連盟(JAF)の調査では、歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとする場面において一時停止したクルマの割合は、全国平均で39.8%だったそう。うち岡山県を見ると、2021年に10.3%と最下位だった一時停止率が、2022年には49.0%へ上昇。伸び率は全国2位であり、順位も20位へと大きく改善しました。
 
 この要因となったのが、岡山トヨペットが制作したPR動画だそう。『止まろう岡山』と題し、横断歩道での一時停止を啓発する内容です。あわせて行政や県警も取り締まりを強化するなど、官民一体となって活動を展開しました。

 そして2023年5月、岡山トヨペットは岡山県での流れを全国へ拡大しようと、第2弾となるPR動画『横断歩道の恋?』を制作。同社は「岡山県でのムーブメントを全国に広げることで、日本の『信号機のない横断歩道での車の一時停止』率を上げ、ひいては交通事故ゼロの実現に一役買いたい」としています。

 ちなみに2022年の実績では、一時停止率が最高だったのは長野県(82.9%)、最低だったのは沖縄県(20.9%)でした。

【了】

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