「電話がない電話ボックス」が羽田空港に新設 一体なんのため? 実は“電話”の後継施設
ずいぶん単純化されました。
“電話”の後継はスマホスタンド!?
羽田空港を運営する日本空港ビルデングは2023年5月29日、第一・第二ターミナル出発ロビーに「電話リレーサービスブース」を新設したと発表しました。
人ひとり分ほどの個室型のスペースで、中にはスマホスタンドが据え付けられています。“電話”はありません。
このブースは、国内初だった聴覚障害者向けの手話対応型公衆電話ボックス「手話フォン」の後継。手話フォンはボックス内に据え付けられたテレビ電話越しに、オペレーターを介し、利用者の手話を同時通訳して相手先に内容を伝えるというものでしたが、2023年3月いっぱいでサービスの提供が終了しました。
一方、スマホやタブレット、パソコンのアプリで同様のサービス「電話リレーサービス」が提供されており、今回のブースはそれに対応したもの。同サービスは手話だけでなく文字を音声にして相手先に伝えることにも対応しています。国内空港では初の導入だそうです。
サービスの利用にはアプリのインストールや事前登録が必要ですが、現在羽田空港では、事前登録しておらず専用番号を持たない人でも、案内カウンターに設置されたタブレット端末にて電話リレーサービスを利用できる実証実験を行っているといいます。
【了】
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