部品が不意に落下なら…? 北朝鮮の“衛星”への「破壊措置命令」どこまで対応できるのか

北朝鮮は6月11日までを、衛星打ち上げ用ロケットの発射期間だと通告しています。これを受け「破壊措置命令」という語を耳にする機会が増えていますが、実態はどのようなものでしょうか。

攻撃にはあたらないミサイルの落下をどう防ぐ?

 国内法的には、まず自衛隊法第76条に基づき、自衛隊の部隊に対して「防衛出動」が下令され、海上自衛隊のイージス艦や航空自衛隊のPAC-3が各地に展開。そのうえで、同法第88条により、武力の行使として迎撃ミサイルが発射されるという仕組みです。

 もうひとつのケースは、北朝鮮の発射した弾道ミサイルが意図せずして日本の領域に落下してくる場合です。日本政府の国際法解釈では、ある行為を自国に対する攻撃と判断するには、それが意図的に行われていると認められる必要があります。つまり、日本を攻撃するため意図的に弾道ミサイルが日本に向けて発射される必要があるわけです。

 ところが、たとえば本来なら日本の直上を通過して太平洋に落下する予定だった弾道ミサイルが、事故などで不意に日本の領域内へ落下してくる可能性も考えられます。また、今回のように衛星打ち上げ用ロケットを打ち上げる際、不意にその部品や、あるいは事故によりロケットそのものが、日本の領域内に落下してくる可能性も否定できません。

 しかし、こうした落下物を自衛権の行使として迎撃することはできません。なぜなら国際法上、自衛権の行使は他国からの攻撃が発生した場合に限定されているためです。

 そこで、これを国内の秩序維持や、人命、財産の保護を目的とする警察権の行使として実施するのが、先述した破壊措置命令です。

【イージス艦から発射!!】迎撃の様子を下から見ると…?

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス