消防車っていくら? すべてが完全受注生産 日本最高の“はしご車” お値段はどこまで届くか

地域の特性などにあわせて、1台ずつ完全受注生産で造られている消防車。その値段はいくらぐらいなのでしょうか。一般的なポンプ車から、最も高そうなはしご車まで調べてみました。

レスキュー車はおいくら?

 前出のモリタによると、ポンプ車の相場は3000万~4000万円とのこと。なお、木更津市が公開している情報によると、2017(平成29)年度に購入した水槽付消防ポンプ車は4428万円だったそうです。

 ちなみに、近年は必要に応じて、水と圧縮空気泡消火装置「CAFS」を用いた消火泡に切り替えられるポンプ車が増えています。CAFSとは、水に少量の泡消火薬剤を加え、圧縮空気を送り込んで発泡させる装置。水でなく泡であることから飛び散りが抑えられ効率良く消火活動ができるとともに、使用する水も少なくできるため水損被害も軽減できるなどのメリットがあります。

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横浜市消防局の救助工作車、いわゆるレスキュー車(柘植優介撮影)。

 ポンプ車などよりも高額な車両も。救助工作車(いわゆるレスキュー車)や、はしご自動車(同はしご車)などが挙げられます。

 まず、救助工作車ですが、静岡市が公開している2019年度の入札結果によると、吉田消防署向けの「救助工作車(II型)」は9595万円でした。入札に参加したほかのメーカーの見積金額はおおむね1億円前後だったため、これぐらいが妥当なのでしょう。

 なお、救助工作車(II型)というのは、レスキュー車と呼ばれる消防車のなかでは最もポピュラーなもので、4~7tクラスのトラックシャシーを用いて、ホイールベース3m以上、キャビンはダブルシート、発電照明装置を標準で搭載しているものになります。

【日本唯一!】まるで警察の装甲車 特殊な消防車「救出救護車」(写真で見る)

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