5年ぶり開催「東京国際消防防災展2023」最新装備いっぱい 新旧激レア消防車も
屋内には楽しみながら学べるブースがたくさん
屋内でも、各ブースで、火災や救急、災害、避難などにまつわる各種消防機器や乗りものなどの展示が多岐にわたり行われています。
たとえば、テイセンは「Vetter EIS-電気自動車隔離消火システム」を展示。これは一度火が付くと自己発熱によって激しく長く燃えるリチウムイオン電池の性質から、袋で電気自動車全体を覆ってしまい、その中で冠水隔離することで消火しようというものです。これだと使用する水量を最小限に抑えることができるほか、被災車両を安全に隔離したまま移動させることができるとのこと。モリタ(兵庫県三田市)のブースでは、日本初のEV消防ポンプ自動車をはじめ、最新のはしご車や救助工作車(レスキュー車)などを大々的に展示していました。
ほかにも東京消防庁が、バーチャルリアリティを活用した「VR防災体験車」で来場者に臨場感ある防災訓練を仮想体験させていたほか、燃料電池やEVといった次世代の自動車をベースにした消防車両も公開しています。
それら以外にも、在日米空軍横田基地から来たアメリカ製の消防車や、さまざまな消防自動車を収集している鈴木靖幸さんの1920(大正9)年製T型フォード消防ポンプ自動車や、絵本『しょうぼうじどうしゃじぷた』に出てくる「じぷた」を鈴木さんが再現したという車両も展示されています。
今年(2023)年は、関東大震災からちょうど100周年。そのような節目の年である今回の「東京国際消防防災展2023」は、6月18日(日)まで行われます。
【了】
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