一体どうやって?「80年前の消防車」奇跡の完全復活 走る!光る!鳴る! 東京消防庁と日産に聞いた

5年に1度の「東京国際消防防災展2023」で、東京消防庁の古い消防車が復活、元気な姿を披露しました。80年以上前に製作された消防車、再生にあたって苦労した点などを担当者に聞きました。

東京消防庁の歴史の“語り部”として

 会場でニッサン180型消防ポンプ自動車の再生作業に携わったエンジニア4人に、作業で苦労した点、手間取ったことについて聞いたところ、ブレーキ、特に前輪のものが不動状態で効いてなかったので、まずはそこを動くようにするのが大変だったとのことでした。

 また80年以上前の車両であるため、残っている部品がほとんどなく、多くの部品を自作したとも。たとえばマフラーやラジエーターのガスケットなどはイチから作ったそうです。

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ニッサン180型消防ポンプ自動車の再生に関わった東京消防庁と日産の関係者たち(乗りものニュース編集部撮影)。

 ただ、自走できるといっても、ナンバープレートを取得(いわゆるナンバー登録)し、公道を走れるようにするためには、保安基準に適合するよう改めて整備しなければなりません。そこをどうするかは未定のため、公道を移動する際は別途、運搬車に載せて運ぶ必要があるとのハナシでした。

 東京消防庁広報課の松村龍也消防司令も、ナンバーがないため公道を走ることはできないものの、なるべく多くの展示会やイベントなどで披露し、愛される車両になるよう活用してきたいと語ってくれました。

 見事、息を吹き返した戦前生まれのニッサン180型消防ポンプ自動車。貴重な技術遺産、歴史の生き証人として、今後さまざまな場面で見かけるようになるかもしれません。

【了】

【うおー動いた!光った!】ピッカピカに蘇った80年前の消防車(写真)

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