記念碑はレーダー反射する? ノースロップ・グラマンのステルス技術を称えた石碑を米国が設置
花崗岩でステルス機をイメージ。
アメリカ空軍博物館に置かれる
ノースロップ・グラマンの長年に渡るアメリカ空軍へのステルス技術での貢献を称え、現地時間の2023年7月17日、オハイオ州にあるアメリカ空軍博物館で記念碑の公式除幕式が行われました。
7月17日は、ノースロップ・グラマンが開発したステルス爆撃機B-2「スピリット」が初飛行した日でもあり、初飛行から34年になります。
この記念碑は、アメリカ政府と同国防衛産業出身の200名以上の有志で構成されるグループ「The Pioneers of Stealth(ザ パイオニア オブ ステルス)」によって主導され建てられました。1970年代からの、ステルス技術開発におけるノースロップ・グラマンの画期的な役割を称えるものであり、記念碑の材料として使われた黒い花崗岩は、ステルス航空機とその機密扱いの起源に関連する色をイメージしているそうです。
記念碑は、4つの石板からなっており、それぞれに、ステルス機のご先祖といわれている「ハブ・ブルー」、世界初の実用的なステルス機であるF-117A「ナイトホーク」、ステルス偵察実験機の「タシット・ブルー」、2023年現在も運用されているステルス爆撃機であるB-2「スピリット」の写真が機体解説と共に転写されおり、1970年代から続く同社のステルス技術への取り組みを確認することができます。
なお、記念碑の除幕後、ノースロップ・グラマンの公式Twitterは「ステルス航空機における私たちの遺産と、国立博物館で私たちの先駆者がどのように称賛されているかをご覧ください」と投稿し、「タシット・ブルー」の画像も一緒に公開しました。
【了】
※一部修正しました(7月28日18時30分)。
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