“座席鉄”が見る「スペーシアX」コックピットスイート&コンパートメント 広~い個室、果たして使い勝手は

東武鉄道の新型特急「スペーシアX」が運行開始しました。6種類ある接客設備に“座席鉄”の筆者が実際に乗車し、その設備の特徴を紹介します。この記事は最上級設備「コックピットスイート」「コンパートメント」についてです。

コンパートメントはどんな設備?

 前述の復路にて、筆者は鬼怒川温泉発の「スペーシアX8号」でコンパートメントに乗車しました。車両の入口となるデッキ上部はデジタルサイネージで、青空が見え爽やかにして解放感があります。

「スペーシア」の個室と同じく、最大定員4名の個室です。スタンダードシート料金+6040円で1人から利用できます。なお、「スペーシア」の個室は1室3770円(JR直通列車だと6300円)ですので、特急料金が290円高いことを考えると約1.7倍。なかなか強気の価格設定です。

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コンパートメント(安藤昌季撮影)。

 個室内は奥行が1.56m、横幅が2.21mほど。「スペーシア」の個室は奥行1.74m、横幅2.03mなので、個室の横幅が広く、奥行きが狭くなっています。

 室内には折り畳み式の大型テーブル、コの字型のソファ、大型テーブル、コンセント付きの電気スタンド1つ、マジックテープで固定された肘掛けが2つ、クッションが1つ、暖房の温度調整が1つ、パンフレット立てが1つ備え付けられています。

 側壁の大半が濃い赤、側窓がある壁が濃い銀色、天井は黒で、シックです。窓は六角形で、幅1.1m、高さ1.04m。「スペーシアX」の側窓としては最大の広さです。ただ、目線の高さは六角形の狭い部分となり、やや景色は見えにくいです。六角形窓には「外からのぞきこまれにくい」というメリットがありますが、個室内が狭くも感じられ、悩ましいところです。

 居住性については、気になるところが3点あります。ひとつは、最大の特徴である「コ」の字ソファです。4人乗車を想定した際に、どのような席配分で座ればいいか悩みました。同行者と、扉寄りに中肉中背の男性2人で並んで座ってみましたが、かなりの圧迫感がありました。部屋のサイズ感としては狭くはありません。原因を探ったところ、電気スタンドが置かれている個室の側壁部分で12cm分の厚さが消費されており、座席幅がやや狭くなっているのです。

【写真】手渡されたコースターとは

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