「大和」との類似点も!? 空母「翔鶴」竣工-1941.8.8 中盤以降は機動部隊の屋台骨に

旧日本海軍の空母「翔鶴」が1941年の今日、竣工しました。僚艦「瑞鶴」と並び大型で、特にミッドウェー海戦以降は機動部隊の主力となり各地へ赴きました。しかしアメリカに制海権を握られていく中、潜水艦による雷撃が致命傷となります。

ミッドウェー海戦には不参加、なぜ?

 1942(昭和17)年4月にはセイロン沖海戦に参加。イギリス海軍の空母やオーストラリア海軍の駆逐艦を撃沈しました。続く5月には、オーストラリア北東域で繰り広げられた珊瑚海海戦に参加。これは史上初の空母同士の海戦でした。「翔鶴」はアメリカ軍空母を撃沈する成果をあげたのと引き換えに、自身もアメリカ軍の艦載機の攻撃を受け大破。ちなみに行動を共にしていた「瑞鶴」はスコールに紛れたため無傷でした。「翔鶴」は修理のため日本本土へ向かいます。

 同年6月、勝敗の転換点とされるミッドウェー海戦が勃発しますが、修理中の「翔鶴」および五航戦を組む「瑞鶴」は不参加。しかし結果、大敗北を喫したこの海戦を、2隻は“生き延びる”こととなったのです。この海戦で主力空母を4隻失った旧海軍において、以降の主力が「翔鶴」「瑞鶴」となったのはいうまでもありません。

 制海権・制空権は徐々にアメリカに握られていきました。海戦は日本不利に傾いていき、8月のソロモン海戦において「翔鶴」は攻撃隊を発進させるも、自軍の損害に対し成果をあげられません。母艦こそ無事でしたが、輸送艦など含め作戦にあたった艦艇を多く失いました。

 10月にはガダルカナル島の飛行場を奪取しようと、陸海軍の総力をあげた南太平洋海戦が勃発。「翔鶴」は攻撃隊を発進させた後、アメリカ軍艦載機の空襲を受けます。飛行甲板に爆弾が命中するも、消火活動が成功し沈没は回避。そして同じころ、別の攻撃隊がアメリカ軍空母と駆逐艦を撃沈しました。「翔鶴」は11月、本土へ向かいました。

 南太平洋海戦はミッドウェー海戦後の戦闘では珍しく、日本側が一方的に敗北する体とはなりませんでしたが、航空隊を見れば多くのベテランパイロットを失いました。それでも「翔鶴」「瑞鶴」は真珠湾攻撃からの成果を認められ、感状を与えれられています。

【写真】真珠湾へ向け航空機を満載する「翔鶴」

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