「大和」との類似点も!? 空母「翔鶴」竣工-1941.8.8 中盤以降は機動部隊の屋台骨に

旧日本海軍の空母「翔鶴」が1941年の今日、竣工しました。僚艦「瑞鶴」と並び大型で、特にミッドウェー海戦以降は機動部隊の主力となり各地へ赴きました。しかしアメリカに制海権を握られていく中、潜水艦による雷撃が致命傷となります。

致命傷となったは海中からの攻撃だった

 1943(昭和18)年は、「翔鶴」は主だった戦闘には参加していません。本土と南方との物資運搬任務をこなしています。ただし翌1944(昭和19)年にもなると、日本近海であれアメリカ軍の潜水艦が出没するようになり、輸送船団もたびたび危険にさらされます。

 日に日に敗色が濃くなる6月、太平洋の要衝サイパン島へアメリカ軍が上陸。進軍を阻止しようとした日本とのあいだにマリアナ沖海戦が勃発します。しかしこの戦闘が、「翔鶴」の最期となります。

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1942年5月、珊瑚海海戦においてアメリカ軍艦載機の攻撃を受ける空母「翔鶴」(画像:アメリカ海軍)。

 19日朝、「翔鶴」など6隻の空母は攻撃隊を発進。ただ、アメリカ軍の高性能なレーダーと新型の対空弾を前に、まともに空襲できないまま多数を撃墜されます。機体のほかパイロットもさらに消耗し、これは以降の日本の戦法に大きな影響を与えました。

 一方の「翔鶴」は正午前、アメリカ軍の潜水艦の雷撃を受けます。4本(資料によっては3本)の魚雷が命中したことで、「翔鶴」は機関を損傷。さらに浸水により傾斜していた最中、突如にして爆発を起こしてしまいました。約3時間にわたり火災に見舞われますが、なすすべもなく「翔鶴」は沈没。なお、同海戦では最新鋭だった空母「大鳳」も撃沈され、日本の海軍空母部隊は壊滅状態に陥りました。

 水中からの攻撃も想定し、防御層も厚くした「翔鶴」でしたが、雷撃されるまで潜水艦に追尾されていたことを察知できず、当時の戦力としては貴重な大型空母がまた1隻、海中に沈んだのでした。

【了】

※和暦を修正しました(8月10日11時50分)。

【写真】真珠湾へ向け航空機を満載する「翔鶴」

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