『仮面ライダー』のバイクはスゴイのか? 案外フツー? 実在マシンの方が斜め上いってた件
ギネス認定受けた市販二輪最速モデル
続編『仮面ライダーV3』にも、2台の主人公側バイクが登場します。仮面ライダーV3が乗る「ハリケーン」は、重量320kg、最高出力1000馬力、最高速度600km/h、最大10時間の飛行能力など、さらなる高性能化が図られました。
一方、見た目が市販車と変わらない「ライダーマンマシーン」も、原子力エンジンと走行コンピューターを搭載し、最高出力400馬力、重量200kg、最高時速250km/h、40mのジャンプ力を備えていたようです。ちなみに、ライダーマンはマシンをアップデートしていたようなので、番組中でより高性能になっていた可能性も否定できません。
では、改めて専用バイクと、約50年を経た現代のバイク、どちらの性能が上なのでしょうか。現代のバイクでも、「垂直登攀」「何十mものジャンプ力」「飛行能力」といった機能は備わりませんが、「最高速度」「最高出力」は比較することができます。
例えば、国産バイクではカワサキの「Ninja H2R」は、クローズドコース専用モデルだと、車両重量216kg、最高出力は326馬力。最高速度は海外メディアでは「400km/h以上」と報じられており、サイクロン号に匹敵します。
海外市販車では、アメリカのマリン・タービン・テクノロジー(MTT)社が開発した「タービン・スーパーバイク Y2k」が高性能です。このバイクは、ギネスブックに「市販されているバイクで世界最速」と明記されているほどで、最高出力320馬力を発揮するエンジンにより、最高速度は402km/h(439.35km/hという資料もあり)を誇ります。最高速度だけ比べるなら、サイクロンより速いバイクといえるでしょう。
加速力も凄まじく、発進から15秒で365km/hにまで達します。エンジンは何と、ヘリコプター用のガスタービンエンジンで、走行音はジェットエンジンそのもの。マフラーからの排気熱が高温すぎて、後ろに停車している車のバンパーが溶けたこともあるそうです。
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