コミケ輸送の新勢力「東京BRT」どれだけ活躍できた? 「座れる」「安い」見えてきた課題も

新橋方面と東京ビッグサイト方面を直結する「東京BRT」。豊洲からの延伸後、はじめてコミケ参加者の大規模輸送を担うことになりました。どんな状況だったのでしょうか。

実際どうだった?東京BRTの「コミケ輸送」

 さて、迎えたはじめての「コミケ輸送」。特段のトラブルもなく、粛々と運行が完了しました。コミケ参加者としてどんな使い勝手と言えるのでしょうか。

●客が殺到してパンクしていないのか

 一番の懸念は、ゆりかもめ・りんかい線に比べ貧弱な、1便あたりの輸送容量です。乗りたくても列が長くていつまで経っても乗れない――が懸念されていたため、「入場時間に間に合わなかった」という最悪の状況を想定してか、早朝の往路便を利用しようと判断した人は、まずまずといった数。新橋駅前のバス停には行列が無く、車内はギュウギュウ詰めにならず、穏やかな空気でした。

 いっぽうで、帰宅のピークを迎える15時以降になると、時間を気にしなくてもいいことから、東京BRTを選ぶ人も発生し、積み残しが発生するようになります。とはいえ、それでも続行でバスがやってくるため、「絶望的なバス停行列」の状況は起きていませんでした。

 慣れないイベント輸送につきものの「カオス」「大混乱」という状況は無く平穏に終わりましたが、これはおそらく「認知されていなかった」「あてにされていなかった」面も大きいと思われます。

●移動そのものは快適だったか

 東京BRTの延伸は、昨年12月に環状第2号線の「築地虎ノ門トンネル」が全線開通したことを受けたもの。大渋滞となっていた「汐留」などの交差点を、トンネルでまるごとバイパスできるようになりました。

 これにより定時性はかなり改善され、新橋から約14分で国際展示場駅に到着しました。ゆりかもめはお台場周辺でクネクネと大回りルートを取り、東京ビッグサイト駅まで23分もかかるため、BRTは「もう着いたの?」という印象でした。

 バスはほぼ直進なので、横揺れは最小限。発進・加速・停止の揺れは、タイヤ駆動で自動運転の「ゆりかもめ」もかなり強いため、乗り心地はBRTのほうが快適かもしれません。

【えっ…!これがコミケ当日の「東京BRT」です】

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