「危ないから!」日本海を250km以上 漂流ボートを青森沖で発見 海上保安庁が海遊びに警鐘

東京~浜松間を漂流したことになるそう。

閉鎖された海水浴場は危険なので泳がないように

 海上保安庁は2023年8月22日、公式X(旧ツイッター)において海で遊ぶ際の危険性について警鐘を鳴らす画像を公開しました。

 内容は海水浴客のボートが長距離を漂流したというもの。説明によると、日本海に面した山形県の海水浴場でビニールボートに乗って遊んでいた2名が、風や波で戻れなくなったそう。

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250km以上日本海を流されたビニールボート(画像:海上保安庁)。

 この2名は幸い、監視員に救助されたものの、ボートは漂流。約71時間後に青森沖で巡視船によって回収されましたが、その移動距離は約256kmにもおよんだというものです。この距離は東京を起点にすると、直線距離で静岡県浜松市、または福島県二本松市まで到達する長さです。

 海上保安庁によると、浮体遊具は風の影響を強く受けるとのこと。遊ぶ前に天気をチェックするよう呼び掛けていました。

 なお、別の投稿では遊泳事故が全国で発生しているとして、海で泳ぐ際はやはり天候を確認したうえで、監視員やライフセーバーなどがいる海水浴場で泳ぐよう周知していました。また、閉鎖された海水浴場は危険なので泳がないようにとも記していました。

【了】

【地図で見ると怖っ!】ボートが漂流始めた場所と発見された位置を地図で見る

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