北陸新幹線・敦賀延伸で「並行在来線」どう変化するのか ダイヤに新駅どうなる? 特急消えた「北陸本線」のゆくえ
増便に新駅、「一日乗車券」の発売も
●福井~鯖江~武生の区間列車が大増便へ
現行ダイヤとの最も大きな変化が、福井~武生の区間便が、1日5本から「1日18本」に大増便となることです。嶺北エリアの二大都市圏である福井市と鯖江・武生エリアの日常移動にフォーカスし、必要十分な区間列車が投入されることとなります。このきめ細かさが、地元県主体の第三セクター鉄道ならではの取り組みの成果のひとつと言えるでしょう。
●その他の列車も「微増」
2地点間の移動で見ると、敦賀~福井は47本から56本へ増便、福井~金沢は変わらず、福井~芦原温泉は59本から64本に増便します。全体としては、102本から126本に増便となります。
●3つの新駅を設置
福井県内で3つの駅の設置計画があります。もっとも進展しているのが「武生~王子保」新駅で、県立武生商業高校の東側、畷町に位置します。駅舎の詳細設計が行われているほか、駅名の公募も始まりました。
実現に向け協議中なのが「森田~福井」新駅です。設置場所は九頭竜川手前の高木町周辺です。もうひとつが「武生~鯖江」新駅で、鯖江市南部のイベント会場「サンドーム福井」の隣接駅となるべく動きがありますが、県ではまず鯖江駅東口の整備を優先するとしています。
●JR越美北線は福井駅まで直通継続
線路は手前の越前花堂駅で北陸本線と合流しており、福井駅までは「ハピラインふくい」のものになりますが、JRの車両が乗り入れる形で、引き続き福井駅発着となります。
●一日乗車券は?
発行される予定で、「1500円相当」と表現されていることから、発売額はそのあたりになりそうです。
●観光列車は?
観光列車や、遠足・老人クラブ・婦人会などの行事にあわせてイベント列車を運行すべく、検討が続けられます。イベント列車は開業にあわせて運行開始を目指しています。
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ダイヤの詳細発表は冬ごろとなっています。運賃は国への認可申請が近々おこなわれる見込みで、実際の金額は冬ごろ発表される見込みです。
【了】
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