「領空侵犯!?」空自が青ざめた事件とは “空飛ぶレーダーサイト” E-2運用40年 新型はまさに千里眼

日本におけるE-2「ホークアイ」早期警戒機の運用が2023年でちょうど40年を迎えました。現在、航空自衛隊は最新のD型を導入している真っ最中。既存のC型との性能の違いや、判別ポイントはどこでしょうか。

日本が導入中の最新モデル その性能は?

 E-2はアメリカのグラマン社(現ノースロップ・グラマン)が、空母に搭載する艦載型の早期警戒機として開発した機体です。その高性能と、狭い空母の上でも運用できる便利さから、日本のように空母を持たない国で導入する事例も多く、台湾、エジプト、イスラエル(退役済)、シンガポール(退役済)、メキシコ(イスラエルの中古機を導入)で採用。また、フランスでも自国海軍の空母に艦載機として導入しています。

 航空自衛隊が最初に導入したE-2はC型というモデルで、全部で13機が導入されています。しかし、40年間も同じ機体をそのまま使っているワケではなく、アメリカ海軍のE-2の性能向上型(ホークアイ2000)と同等のアップグレードを施しており、それら機体は「改善型E-2C」と呼ばれ2005年から運用されています。

 また、アメリカ海軍では今後もE-2を「艦隊の目」として長く使っていくために、E-2のアップグレードモデルを開発しています。それが最新型のD型で、最初の量産機は2010年にアメリカ海軍へ納入されています。

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航空自衛隊のE-2D早期警戒機。特徴的な8枚プロペラは既存のC型にもレトロフィットする形で導入が進められている(布留川 司撮影)。

 外見上はC型とほとんど変わりませんが、機内のレーダーやアビオニクスは一新されており、特にレーダーはAN/APY-9というAESA(アクティブ・フェイズドアレイ式)レーダーになっているのが特徴です。その探知範囲は300海里 (約555 km)といわれていますが、これは東京を起点にした場合、東は盛岡、西は大阪付近まで監視できることを意味します。

 また、レーダーだけでなく、機内のコンピューターや機器などもアップグレードされており、D型は早期警戒機としてのすべての能力が向上しています。そのため、D型は既存のC型との違いをアピールするためか「アドバンスド・ホークアイ」という新しい名称で呼ばれています。

 航空自衛隊でもC型の老朽化から、このD型の導入を決定しており、すでに4機のE-2Dが配備されています。じつは今回の三沢基地航空祭で飛んだ特別塗装機も、この新しいD型でした。

【ココ見れば一目瞭然!】航空自衛隊のE-2「ホークアイ」新旧両モデルを見比べ(写真)

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