「領空侵犯!?」空自が青ざめた事件とは “空飛ぶレーダーサイト” E-2運用40年 新型はまさに千里眼

日本におけるE-2「ホークアイ」早期警戒機の運用が2023年でちょうど40年を迎えました。現在、航空自衛隊は最新のD型を導入している真っ最中。既存のC型との性能の違いや、判別ポイントはどこでしょうか。

外見だけじゃない、D型には快適装備も

 ほかにも、外見からはわからないものの、日本のD型だけに採用されている仕様としては、機内に機内食を温めるための電子レンジとトイレが装備されています。E-2は、その任務ゆえに一回離陸すると飛行時間が長くなる傾向があります。これまでのC型でも乗員の生理現象に対応するための器具はありましたが、D型ではより快適に利用できるトイレが設置され、乗員の機内環境が向上しています。

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機体上部のレドーム。C型では円盤のフチ部分が黒く塗られているが、D型ではこのように統一されたグレー系の塗装となっている(布留川 司撮影)。

 また、今後導入される機体には、より飛行時間を延ばすために主翼内へ燃料タンクを増設するフル・ウェット・ウイングという改良が施される予定です。これによってD型の飛行時間は最大で約8時間(従来は約5時間)まで増えることになるそうです。このフル・ウェット・ウイングは現在配備されている航空自衛隊のD型には未搭載であるため、今後新たに生産される機体から適用される模様ですが、具体的な時期や採用機数などはわかっていません。

 アメリカ海軍では、D型のアビオニクスを中心としたアップグレードを今後も続けていくそうで、ある海軍関係者によれば2040年代までの運用も考えているとか。航空自衛隊で40周年を迎えたE-2「ホークアイ」ですが、その歴史は今後もしばらく続きそうです。

【了】

【ココ見れば一目瞭然!】航空自衛隊のE-2「ホークアイ」新旧両モデルを見比べ(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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