陸自「オスプレイ」1機だけの特別マーキング発見! 鳥がモチーフ…どんな意味?

第108飛行隊だから「八」がモチーフ

 今井ミリさんによると、V-22運用部隊としては第107飛行隊もあるため、第108飛行隊としてのオリジナリティを出したいという意見をもらったのだとか。そこで、隊員と相談して8にちなんだ日本古来の神話の神である八咫烏(やたがらす)をメインデザインにすることにしたといいます。

「八咫烏は古来より導きの神、交通安全の神様というところから、航空安全の願いを込めています。八角形にしたのも、古来より魔を祓い、幸せを引き寄せる神聖な形だからです。また、背景に描いたのは三種の神器のひとつである八咫の鏡。これも、中央部分のデザインが八角形になっているため、デザインとして採り入れました。古来より伝わる神聖な意匠を用いることで、日本人により受け入れられ、愛される部隊になるようにといった願いを込めています。」

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地上展示された1機だけに施されていたスペシャルマーキング(乗りものニュース編集部撮影)。

 八咫烏の下側にある108の中の「0」だけ真ん中が赤くなっているのは日の丸をイメージしているからで、背景色がグレーなのはV-22の機体カラーを反映してだそう。彼女いわく日本を守護し、良い方向へ導く守り神のような存在となって欲しいとの思いが含まれているとのことでした。

 隊員によると、今後も各地で輸送航空隊のV-22を展示するそうなので、機体のやりくりやタイミングなどが合えば、もしかしたらスペシャルマーキングを間近で見る機会が巡ってくるかもしれません。

【了】

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