「JAL屈指の神座席」も消滅へ 間もなく退役「国内線用ボーイング777」、なぜコスパ最強の“アタリ機”に?

間もなく定期便から退役予定のJAL国内線の「ボーイング777-200ER」。この機には、JAL国内線屈指の”神席”があります。どのようなもので、どういった経緯で誕生したのでしょうか。

777-200ERが「アタリ機」になった経緯

 JALの国内線には、3つの座席クラスが存在します。「国内線ファーストクラス」「クラスJ」「普通席」です。この中間クラスにあたる「クラスJ」は、JALのなかでも屈指の人気を誇る座席です。

「クラスJ」のサービス内容自体は普通席より少しドリンクの種類が増える程度ですが、普通席より広く快適なシートを、普通席運賃にプラス1000~3000円(当日アップグレードの場合)で選ぶことができます。

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JAL国内線「777-200ER」の機内(乗りものニュース編集部撮影)。

 777-200ERは、国際線の客室仕様をそのままに国内線へと転換されました。「エコノミークラス」は国内線では普通席扱いでしたが、ビジネスクラス「JAL SKY SUITE III」は国内線の「クラスJ」扱いとして運用していたのです。「クラスJ」は普通席に数千円単位の追加料金を払うことで利用できるアップグレード席ですが、この機では、それでフルフラット席を利用できたことが「コスパ最強座席」と呼ばれるゆえんです。

 今回777-200ERが退役することにより、JALで運用されている777シリーズは、長距離国際線向けの「777-300ER」を残すのみとなります。

 また、777-200ERが定常投入されていた国内幹線は今後、JALが2019年から導入を進めてきた最新鋭旅客機「エアバスA350-900」がおもに担当することになります。こちらの「クラスJ」はフルフラットシートこそありませんが、JAL国内線最新仕様の客室となっています。

 また、ビジネスクラスをそのまま転用していたことから777-200ERの「クラスJ」は26席しかなく、”神席”を確保するのには高いハードルがありましたが、A350-900の「クラスJ」は56~94席に。「クラスJ」席の確保のしやすさという意味では、大きな改善が期待できます。

 なお、退役後の777-200ERラスト1機「JA703J」の最終便は、11月12日のJL916便(那覇18時00分発→羽田20時15分着)となる予定です。その後同機は12月に売却のための回送運航(フェリーフライト)を予定しており、同社ではこれをチャーター便として航空ファンを乗せる旅行商品を発売しています。

【了】

【写真】超豪華! これが「神席搭載のJALの777」機内です

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