どんだけ変わった!? 日立が誇る手先が器用な「2本腕建機ファミリー」ロボ感バリバリ “4本足タイプ”も

茨城県にある日立建機の土浦工場で4年ぶりに「建機フェスティバル」が行われました。ここでデモンストレーション展示を行って注目を集めていたのが、双腕仕様機「アスタコ」。発展型は4脚で立つこともできるそうです。

上下左右に姿勢も変えられるコンセプトモデルも

 これら2種類の双腕仕様機の開発実績を基に、日立建機が2018年に発表したのが「四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン」です。

 

 こちらは「4本足の双腕機を作ってみたい」という若手技術者のアイデアを形にしたもので、足回りのクローラ(いわゆるキャタピラ)部分が左右各1基、いわゆる「2クローラ」ではなく、前後左右4基の「4クローラ」となっているのが特徴とのこと。

 これにより、従来の油圧ショベルにおける2クローラ方式では、機械本体を水平に保つことが困難であった傾斜地や不整地などでも安定した作業が可能になるといいます。

 合わせて、アームおよびアタッチメントをアルミ合金で製作し、軽量化を図っているのもポイントなのだそう。建機のブームおよびアーム、フロントアタッチメントといった構造物は、耐久性の向上などを考慮すると重量が増える傾向にありますが、それらが重くなるということは機械自体の安定性や作業性、燃費向上といった観点からは相反します。

 

 それら部材を軽くできれば、1クラス上の作業能力を発揮することが可能になります。そういった点から、前述したようにアルミ合金を用いることで軽量化を図ったとのことでした。

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日立建機が開発した「四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン」。足場の悪い場所でも効率よく作業できるという特徴がある(乗りものニュース編集部撮影)。

 この「四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン」は、技術実証モデルのため、いうなれば一点モノですが、前出の「アスタコ」「アスタコNEO」といった双腕仕様機は市販されています。ゆえに、日立建機の製品カタログにもラインナップとして掲載されているほか、すでに東京消防庁や川崎市消防局、陸上自衛隊を始めとして、民間の解体業者などに複数台が納入されているそうです。

 ちなみに前回、4年前の2019年に開催された「第15回日立建機フェスティバル」では、「四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン」によるデモンストレーション展示が披露されていました。なので、来年以降、もしかしたら今度は違う双腕仕様機が見られるかもしれません。

【了】

【「発進!」って言いたくなるかも】3種類の双腕仕様機、コックピットの違いは?(写真)

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