2023年度の年末年始は旅行ピークも“ズレ”? 海外旅行は大幅増 分散の傾向顕著に

円安なんて何のその!

ヤバそうだぞ…「年始」

 阪急交通社は2023年11月30日(木)、年末年始の旅行動向について発表しました。対象期間は12月27日から1月5日となっています。

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年末年始の旅行予約が前年と比べ増加している。

 2022年度と比べ、国内・海外旅行とも需要の回復が進んでいるといいます。国内旅行の予約数は1.6倍。海外旅行は6倍だそうです。ポストコロナにおいて経済活動や人流が活発になっていること、外出意欲が高まっていることなどが指摘されています。

 国内旅行の方面別では多い順から「近畿」「北陸・甲信越」「北海道」「関東」「沖縄」という結果に。温泉や冬の味覚であるカニを食べるツアーが人気だそうです。

 海外旅行は前年比こそ大幅に増加したものの、やはり円安と燃油サーチャージ高騰の影響もあり、コロナ前の2019年と比べると約5割に留まるといいます。旅行先としては台湾や韓国、ベトナムといった価格が手ごろなアジアが人気であるものの、高価格帯となるヨーロッパやエジプトも人気は高く、「行きたい旅行先には予算を費やす傾向」が見られるそうです。

 出発のピークは、国内が予約の多い順から12月31日(日)、1月4日(木)、1月5日(金)、国内より旅行期間が長い傾向のある海外は、12月30日(土)、1月4日(木)、12月29日(金)だそうです。いずれも、年始1月4日、5日を休みにすれば、成人式の3連休とつないで10連休以上になる人も多く、旅行代金に割安感のある3が日後の1月4日出発は人気だといいます。

 2023年度の年末年始は、NEXCOなどが発表している高速道路の渋滞予測でも、一般的な帰省ラッシュにあたる年末の下り線の渋滞が比較的少なく、上下線とも年始に渋滞が集中するとされています。移動が年始期間へ分散する傾向のようです。

【了】

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