ハイエースにも戦闘機にもついている! 表面の「謎のトゲトゲ」何なのか 新幹線にもついてるぞ!

飛行機の主翼には、ワザと気流の渦を発生させる「ボルテックジェネレーター」なる装置があります。これがあることで逆に安定性が高まるそうですが、どのような働きなのでしょうか。同じものは自動車や鉄道にも見られるそうです。

飛行機だけじゃない! クルマや電車にもある「渦発生器」

 ボルテックスジェネレーターは飛行機だけでなく、モータースポーツから市販車のエアロパーツにもなっています。トヨタでは「エアロスタビライジングフィン」と称し、車体表面の気流を整えて後方の乱気流を抑えることで、高速域での姿勢安定を図っているほか、SUBARUのBRZにはルーフ後方の気流を整える目的で、ボルテックスジェネレーターが純正エアロパーツとして設定されています。

 また、空気の渦を発生させる機能を応用し、不快な風切り音を防止する目的で使われる場合もあります。JR西日本が開発した500系新幹線のパンタグラフに採用されたほか、風力発電用の風車にも騒音防止で採用されている例があります。

Large 20231206 01
ハイエースのリアランプにある突起、エアロスタビライジングフィンもボルテックスジェネレーターの一種(画像:トヨタ)。

 あえて意図的に気流を乱すことで、大きな気流の乱れを防ぐ……。一見矛盾しているようなハナシですが、「毒をもって毒を制す」という言葉もあるように、ボルテックスジェネレーターはさまざまな目的で活用されています。

 飛行機を利用する際、どんな場所に使われているのか、探してその目的を想像してみるのも楽しいかもしれません。

【了】

【気になって仕方なくなる!?】あの戦闘機にも旅客機にもついているトゲトゲ(写真)

Writer:

ゲーム誌の編集を経て独立。航空宇宙、鉄道、ミリタリーを中心としつつ、近代建築、民俗学(宮崎民俗学会員)、アニメの分野でも活動する。2019年にシリーズが終了したレッドブル・エアレースでは公式ガイドブックを担当し、競技面をはじめ機体構造の考察など、造詣の深さにおいては日本屈指。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス