またひとつ消える昭和の風景「三鷹こ線人道橋」 最終日の大盛況ぶりは空からも

セスナ機から空撮しました。

老若男女が別れを惜しむ

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自由に通行できる最終日。こ線人道橋は人でごった返していた。セスナ機から空撮(2023年12月10日、吉永陽一撮影)。

 JR中央線の三鷹~武蔵境間に架かる「三鷹こ線人道橋」(東京都三鷹市)。旧鉄道省が三鷹電車庫(現・三鷹車両センター)の建設にあわせて1929(昭和4)年に設置したもので、眼下の電車が一望できる鉄道ビュースポットであるほか、文学者の太宰治が好んだ場所としても知られています。
 
 しかし老朽化に加え耐震性が現在の基準を満たしていないため、2023年12月中にも撤去工事が始まります。10日(日)が、自由に通行できる最終日でした。

 こ線人道橋の盛況ぶりは、上空からもはっきり分かりました。実際、市が15日(金)から3日間開催する「渡り納め」では、募集900人程度のところへ4000人を超える応募があったそうです。

 市はこ線人道橋の一部を保存するほか、映像や画像などでの記録も検討しているといいます。JR東日本は、今後に線路を渡る代替手段として、三鷹駅寄りの「堀合地下道」の利用を呼びかけています。

【了】

ところで内部はどんな感じ?こ線人道橋(写真)

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