「戦闘機の聖地」飛躍へ 日英伊の「次期戦闘機」いよいよ具体化 “日本の拠点”に

日英伊の3国による「次期戦闘機」開発の政府間機関を設立する条約が結ばれ、開発が具体化してきました。日本で開発を担う三菱重工も準備を着々と進行中。その拠点になるのは「戦闘機の聖地」ともいえる場所です。

F-35Aではロッキード・マーチンの下請け

 その後の小牧南工場は、アメリカ製戦闘機のF-104J/DJ「スターファイター」、F-4EJ「ファントムII」、F-15J/DJ「イーグル」のライセンス生産や、純国産超音速練習機のT-2、T-2をベースに開発したF-1支援戦闘機の開発と生産を手がけており、航空自衛隊が戦闘機を整備する上で、なくてはならない工場となっています。

 現在、航空自衛隊が運用しているF-2戦闘機はロッキード・マーチン(当初はゼネラル・ダイナミクス)との共同開発機ですが、小牧南工場で日本が分担した部分の製造が行われました。

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GCAPで開発する次期戦闘機のイメージ(画像:防衛省)。

 しかし現在、航空自衛隊が整備を進めているF-35A「ライトニングII」戦闘機は、最終組み立てこそ行われているものの、防衛省からの元請けではなく、ロッキード・マーチンからの下請け事業であり、小牧南工場の重要性は以前に比べて低下を余儀なくされています。

 前に述べたGCAPの開発棟はエンジニアとコンピュータなどを収容する建物で、本格的な製造施設の建設はまだ先の話ですが、開発棟増設は、小牧南工場の重要性を再び高めるための第一歩になるものと筆者(軍事ジャーナリスト:竹内 修)は思います。

【了】

【愛称「三菱鉛筆」って!?】「戦闘機の聖地」生まれの戦闘機たち(写真)

Writer:

軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。

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