世界で最もホット? 中国エアショーで“勢い”実感! 欧米も続々進出「空の民主化」に熱い視線

2023年11月下旬に中国で開催された「アジア汎用航空ショー2023」に行ってきました。盛んに小型飛行機が開発される最前線は、ギャラリーの熱気も凄まじいものがありました。

中国で開発中の小型飛行艇

 会場には開発中の新型水陸両用機「ウェーブトレック」も実機が展示されました。こちらもLSA規格を満たしたモデルで、同社得意の金属製で折り畳み式の主翼、引き込み脚、ロータックス製100馬力エンジンを搭載しています。水上機として運用可能な飛行機であるため、今後の展開が楽しみなモデルの1つです。

 DL-2Lは雲南省の民間企業が開発したLSAで、2019年にCAAC(中国民航局)より型式証明を取得、2020年には生産許可を取得した機体です。構造部分は複合材料で2人乗り。総重量600kgで、これまたロータックス製の100馬力エンジンを搭載しており、巡航速度は213km/h、航続距離は約1500kmを発揮します。なお、グラスコックピットのため計器類はディスプレイ表示式で見やすく近代的です。すでに20機がユーザーに引き渡し済みで、中国各地を飛び回っています。

Large 20231225 01
開発中の新型水陸両用機「ウェーブトレック」(細谷泰正撮影)。

 ヨーロッパ生まれながら、中国国内で造られているものもありました。その1つがチェコ企業、スカイリーダー社が開発した「スカイリーダー600」の中国生産型「JA600」です。

 スカイリーダー社は2005年創業ですが、2017年に中国企業ZAirの出資を受けてその傘下に入っています。その2年後、2019年にJA600は中国でも認証を取得。湖北省に生産工場が設けられ、生産が始まりました。同機もエンジンはロータックス製を搭載しています。

 国有企業で大手航空機メーカーのAVIC(中国航空工業集団)もLSA市場に参入しており、今回は同社のグループ企業であるCAIGA Mustang Aircraft社の製品が展示されました。

 AG60は高翼配置の金属製LSAで2021年にCAACより生産認可を取得しました。最大速度218km/h、上昇限度3600mで航続距離は1100km。また、自家用免許の取得に向けた訓練飛行、農業や森林管理、遊覧飛行などの用途を目的としていると発表されています。

【これが中国製!?】欧米製より先進的かも「チャイニーズLSA」たち(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス