有人の攻撃ヘリに未来ナシ? 開発“ドタキャン”のアメリカ軍 でもよくあること…?

アメリカ陸軍のAFCが、新型となる有人攻撃偵察ヘリコプターの開発を急きょ中止する模様です。装備の近代化を目指し注力されてきた分野だけに、産業界は驚きをもって受け止めています。ただ実情は、開発中止は察知されていたともされます。

気づいていたドローンの台頭

 そのような中での開発キャンセル。産業界にはショックが広がったと思われそうですが、意外にもキャンセルのニュース自体は冷静に受け止められています。ショックなのはキャンセルされたことではなく、タイミングが2025会計年度予算の発表される数週間前だったということ。開発に携わる各社は、2025会計年度もプログラムが進行すると見越して経営計画を立てていたからです。

 キャンセルの理由として、ロシア・ウクライナ戦争などでドローンが急速に発達し、有人ヘリコプターの有用性が疑われたことが挙げられています。しかしロシア・ウクライナ戦争の前からFARAプログラムの将来性については懸念がもたれており、いつキャンセルが決断されるかということが密に話題となっていました。

Large 20240229 01
ウクライナ軍の水上自爆ドローンに襲われ大爆発を起こすロシア海軍の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」(画像:ウクライナ国防省)。

 日本では、防衛省が2022年12月に出したいわゆる「安保3文書」の防衛力整備計画の中で、攻撃ヘリコプターと偵察ヘリコプターの全廃を打ち出して波紋を広げていましたが、有人の攻撃・偵察ヘリコプターの将来は明るくないというのは、世界的にも共通した認識だったようです。

 FARAプログラムが立ち上げられて以降のドローンの急発達ぶりは、軍や産業界の予想をも超えていたようです。有人ヘリコプターは今後も輸送などでは使われ続けるでしょうが、一世を風靡した攻撃・偵察ヘリコプターというコンセプトがドローンに駆逐されるのは、時間の問題になってきたといえそうです。

クルマに偽装するヘリ!? ウクライナ軍の作戦(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス