ますます渋滞?「新大宮バイパス」どう改良されるのか 「浦和の新道路」接続に「池袋直通」も視野 首都高延伸だけじゃない“本当の姿”

東京側の4車線化と「北町インター」

 新大宮バイパスは大部分で6車線ですが、東京側の起点である国道254号(川越街道)から、板橋区赤塚の首都高5号線が合流するまでの2.3kmは1995年に開通し、暫定2車線のままです。本来は4車線になるはずですが、うち赤塚高架橋は2車線分の橋桁すら架かっておらず、鉄筋が突き出た橋脚のみが立っています。

 この区間は慢性的に渋滞していますが、東京側の「放射36号線」の整備に合わせて4車線化する、とされています。

 放射36号は、この2月に開通した平和台トンネルよりも都心側、東京メトロ有楽町線の氷川台駅と環七通りをつなぐ区間のことで、平和台―氷川台間の拡幅も含まれます。ここが完成すると、環七通りから池袋駅西口にまっすぐ通じている4車線の「要町通り」と一体化され、東京―さいたまの大動脈としての機能が本領を発揮します。

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新大宮バイパスの板橋区内、赤塚高架橋。写真左、2車線分の橋桁が架かっていない状態での暫定2車線だ(乗りものニュース編集部撮影)。

 さらに、新大宮バイパスの交通量が増大することから、川越街道との交点「新大宮バイパス入口」交差点は、平面交差での円滑な運用が困難になると見られています。このため、同交差点はインターチェンジ構造で立体化され、新大宮バイパス・放射35号の本線部が川越街道の下をくぐるようになる計画です。

 この本線部は未着手ですが、円形のランプについては、川越街道への旧接続路を一部転用することもあり、その形が見えつつあります。

【了】

【いろいろ開通する!】これが「新大宮バイパス」本当の姿!(地図/写真)

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