自衛隊も運用へ「長射程ミサイル」世界で引っ張りだこのワケ 似たようなミサイル統合・置き換え 世界で進む

2024年現在、防衛省が急ピッチで取得を進める長射程ミサイルですが、現状アメリカ製と国産の2本立てになる模様です。しかし、複数あると費用対効果が悪くなることも。一方、ヨーロッパでは国をまたいで共同開発を進めているようです。

英仏共同開発の新型ミサイルでアレコレ置き換え

 このような新型ミサイルの一種といえるのが、イギリスとフランスが共同で開発する「将来巡航/対艦兵器(FC/ASW)」です。これは、2017年にイギリスとフランスの両政府が共同開発をスタートしたもので、その目的はイギリスとフランスの海軍および空軍が運用している対地ミサイルや対艦ミサイルを置き換えることにあります。

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イギリス海軍が導入を計画中の26型フリゲートのイメージCG(画像:イギリス海軍)。

 更新の対象となっているのは、空対地巡航ミサイルの「ストームシャドウ」(イギリス)と「SCALP」(フランス)、対艦ミサイルの「ハープーン」(イギリス)と「エグゾゼ」(フランス)です。これを実現するため、FC/ASWでは空対地巡航ミサイルと対艦ミサイルを統合した次世代の長射程ミサイルを開発することとされています。

 現在のところ、FC/ASWに関しては2028年に艦対艦ミサイルバージョンの運用が開始される予定で、一方の空対地ミサイルバージョンは2030年代の運用開始が見込まれています。イギリス海軍では、今後就役が開始される新型の26型フリゲートに、このFC/ASWの対艦ミサイルバージョンをまずは装備させることを計画しています。

 しかし、じつはイギリス海軍ではすでに先述した対艦ミサイルのハープーンが2023年に退役しています。となると、FC/ASWの配備が開始されるまでイギリス海軍では対艦ミサイルを運用しないということなのでしょうか。じつはそうではありません。

【もう量産!?】12式地対艦誘導弾の能力向上型、その開発スケジュールは?

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