「トイレない問題」半分解決! 圏央道「魔の空白区間」に新PAついに誕生! ただし片方だけ
圏央道に坂東PAがオープンします。
内回りの常総IC~坂東IC間にオープン
NEXCO東日本関東支社は2024年3月13日、圏央道の内回り(神奈川方面)に休憩施設「坂東PA」を新たに開設すると発表しました。
オープンは4月23日(火)正午です。常総IC→坂東IC間の茨城県坂東市弓田に開設されます。
駐車場は大型38台・小型51台・障がい者1台・二輪車4台、トイレは男性小7基・男性大5基・女性13基・バリアフリー1基・家族1基、急速充電器は2口(1口最大出力90kW)が整備されます。売店やフードコートなどはありません。
圏央道はSAがなく、PAも少ないのが現状です。特に常磐道(つくばJCT)から東北道(久喜白岡JCT)にかけては、休憩施設が1か所もない空白区間であり、つくばの手前にある江戸崎PAから次の菖蒲PAまで約77km、東北道の上り蓮田SAまで約79km、下り羽生PAまで約87kmも離れています。
今回開設される坂東PAは、この80km近いSA・PA空白区間を埋めるものです。ほぼ中間地点に設置されることで、SA・PA間の距離は40kmほどに縮まります。
NEXCO東日本は「新たな休憩施設を設置することで、お客さまの安全性、利便性の向上を図る」としています。
なお、現在は、途中の五霞IC付近にある道の駅「ごか」に立ち寄れるようにする「一時退出社会実験」が実施中。さらに3月29日からは、常総IC付近の道の駅「常総」でも同様の社会実験が始まる予定です。
それぞれETC2.0搭載車を対象に、高速道路をいったん降りて道の駅に立ち寄っても通行料金を通算とする取り組みが実施されます。
外回りの坂東PAについては、坂東IC~常総IC間の4車線化にあわせて引き続き整備が進められます。2023年12月までに地盤改良工事が完了しており、現在は盛土工事が進行中です。
ちなみに坂東PAについては、2023年10月に坂東市が地域拠点整備事業(ハイウェイ・オアシス)の整備計画を決定しています。今後、敷地に隣接して、PAと一般道の両方から入れる形で売店や公園などが整備される計画です。
【了】
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