東急田園都市線“上りだけ通過待ちする”駅前で再開発始動 50年ぶりの計画 どう変わる?

歩行者ネットワークを強化。

上りにのみ通過線がある藤が丘駅

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藤が丘駅前(大藤碩哉撮影)。

 横浜市、東急および昭和大学は2024年3月28日(木)、東急田園都市線の藤が丘駅(青葉区)前における再整備基本計画を策定したと発表しました。同駅周辺は基盤整備後50年以上が経過し、施設の老朽化や機能更新が不可欠になっているとしています。

 駅の至近(北側)には昭和大学藤が丘病院や駅前公園、ショッピングセンターがあります。再整備では、病院と公園の一体整備と安全かつ快適な交通環境の形成、駅前への機能集約を基本方針に、医療、オープンスペース、商業などが連携した拠点づくりを目指します。実施にあたっては2018(平成30)年に、3者で協定が締結されています。

 再整備では街区を「駅前」「公園・病院」「沿道」の3つに分け、駅前街区では交通や商業機能を、公園・病院街区では病院と緑地、広場機能を、沿道街区では通りの両側で交流や生活便利機能などをそれぞれ持たせます。なお病院は現在の病棟を残したまま新規に建設するため、病院機能は維持されます。

 ほかにも歩行者ネットワークを強化し、駅前を起点に駅周辺へのアクセス性や回遊性、安全性を向上させる計画です。

【了】

どうなる? 藤が丘駅前の再整備(イメージ図)

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