バギーから空へズドドドド! ガトリング砲搭載の「ドローン撃退カー」がスゴイ これぞ世界の課題の対抗策?

戦場において急速に普及する攻撃型ドローンに対抗するため、なんと6輪バギーにガトリングガンを搭載した最新の対UAV車両が欧米で披露されました。実はこの車両、銃弾でドローンを撃ち落とすだけじゃないそうです。

ドローンを叩き落すだけじゃない 電子戦にも対応

 対ドローン戦術では「ハード・オプション」のほかに、もうひとつ「ソフト・オプション」があります。ハード・オプションが前述のとおり物理的な破壊であるのに対して、ソフト・オプションは妨害電波(ジャミング)によって、ドローンを操縦不能に陥らせるものです。

 こうした戦い方は、電子戦(EW)の一環として多くの人に知られています。この両者は「どちらが良い」ということはなく、どちらにも一長一短があると言えるでしょう。

 本車ではライフル型の対ドローン・ジャミングガンを後部に搭載しています。これは妨害電波をピンポイントで照射し、操縦不能にして落とす装置です。つまり、本車は状況に応じて、ハードとソフトを使い分けることが可能なのです。いうなれば、「剛柔自在の能力」とでも形容できるでしょう。

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車体後部には7.62mm口径のミニガンが搭載され、ガナーシート(射手席)が設けられている。弾薬はベルトフィード方式で供給される。これらの重量に対応するため、一般的な4輪ATV(全地形車両)ではなく6輪UTV(多用途車両)をベースに選んだ。車体の四隅に付属している四角いパネルはレーダー(飯柴智亮撮影)。

 車体の前後左右には、各1基ずつ合計4基のレーダーが搭載されています。ここで得られた情報は、車両だけでなく指揮所のJICE(統合情報収集部門)にも送られます。

 カンのいい方はお気づきかもしれませんが、本車はISR(情報収集・監視・偵察)アセットを構成するユニットのひとつとしてシステムに組み込むことが可能なのです。指揮所のパソコン画面には、数十個のモニターが分割して投影され、仮に数十機のドローンが飛来したならば、敵味方の周波数を瞬時に識別し、「こちらはハード・オプションで、あちらはソフト・オプションで」と、最適の対抗手段を瞬時に判断して、リアルタイムで指示を出すことができます。つまり、指揮統制までつながったシステムを構築することができるのです。

【もはや戦車?】これがクローラー式の対ドローン戦闘車両です(写真)

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