赤い車両まだまだ使うぞ! 近鉄、30年超え車両を大規模リニューアル 新型L/Cカーは秋デビュー

新型車両の導入は40両を予定。

車両以外にも取り組み推進

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近鉄1220系電車。登場から35年以上が経過している(画像:近畿日本鉄道)。

 近畿日本鉄道は2024年4月1日(月)、同社ウェブサイトの「お客様満足度向上への取り組み」ページを更新。2024年度の計画では、鉄道車両についても言及がありました。

 これによると、1220系電車など製造から30年を超えた既存車両へ対し大規模リニューアルを行うとしています。内装を一新するほか、手すりや優先座席の増設、ディスプレイ型の車内案内装置を設置する予定です。

 すでに発表されている通り、秋からは新型車両も導入されます。対象線区は奈良線、京都線、橿原線、天理線で、予定両数は40両(4両×10編成)。老朽化した一般車両を、利用状況を見極めたうえで必要分、置き換えるとしています。

 なお、車体の塗装は往年の赤色に加え白色も基調に、アクセントとして青い帯をまとう予定です。座席も伝統の「L/Cカー」を受け継ぎ、クロスシートとロングシートを切り替えられるようにします。

 車両以外では、利用者が10万人を超える駅から順次、扉位置や扉数の異なる車両に対応した可動式ホーム柵を導入。トイレの改良といった駅の美装化、エレベーターの増設といったバリアフリー化などにも取り組む予定です。

【了】

【画像】24年ぶり新車の外観&内装を見る

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