太平洋側の「金太郎」を日本海側も走れるように 九州では新型機関車を量産へ JR貨物

2024年問題や激甚災害に備えます。

全国一元的な貨物鉄道ネットワークを有する唯一の企業として

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九州地区に配置され、交流回生ブレーキを備えるEF510形電気機関車300番台(画像:写真AC)。

 JR貨物が2024年3月29日(金)、2024年度の事業計画を公表。「物流の2024年問題」に加え、地震や大雨といった激甚化する災害への対応をより強化するため、全国一元的な貨物鉄道ネットワークを有するという強みを生かし、社会課題の解決に向けた取組みを推進するとしています。

 

 このうち車両や設備へ目を向けると、維持・更新への投資として178億円を計上。機関車の新製や改造、まくらぎの交換、転てつ機(ポイント)の耐水化工事などを進めるとしています。機関車の改造とは、迂回運転を見据えたものです。災害の発生により路線が不通となった場合でも、ほかの路線を走行できるよう、機関車に柔軟性を持たせます。

 具体的には、仙台総合鉄道部に配置されている全てのEH500形電気機関車(金太郎)を、日本海縦貫線でも運行できるようにします。日本海縦貫線とは、JR羽越本線やえちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道など、日本海側を経由するJR線や第三セクター鉄道の総称です。ほかにも、吹田機関区の乗務員がJR北陸本線も担当するなど乗務線区を拡大し、災害時をはじめ輸送障害への対策を強化します。

 なお2023年3月より量産先行車が運行されている、九州地区の交流電化方式に対応する回生ブレーキを備えたEF510形電気機関車300番台については、いよいよ本格導入となります。

【了】

【写真】こちらが改造を終えた「金太郎」

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