「さすがにデカすぎるだろ…」→まさかのバカ売れ!? 新型ピックアップトラック絶好調 一体何がいいのか?三菱「トライトン」

三菱の新型ピックアップトラック「トライトン」が絶好調。大きすぎるサイズもあってか、控えめだったメーカーの予測を大きく覆す結果となっています。しかも購買層は若者が中心。何が受け入れられているのでしょうか。

過半数が「若者」 新たな市場を切り開くか

 新型トライトンの価格は、498万800円~540万1000円と高価ですが、事前の予約受注では、オーダーの約9割を最上位グレード「GSR」が占めています。さらに驚くべきは、20代以下が10%、30代が21%と全体の3割を占めていること。最多となる40代も32%となっており、高価格帯ながら、購入者層が比較的若い世代で構成されています。

 その若い層の購入を後ろ支えしているのが、三菱自動車独自の残価設定ローンやリースと推測されます。最大のポイントは、残価設定の高さでしょう。

 残価設定ローン「スーパーマイカープラン」では、月間走行距離1000kmの場合、3年後の残価が約59%と高め。さらに車検、メンテナンス、自動車保険、税金など登録後に発生する費用を含めたリース「ウルトラマイカープラン」では、GSRを3年間、月間走行距離1000kmで契約した場合、月々9万2950円で所有可能。自動車保険は全年齢対象となるので、若い人ほどお得となる計算です。3年後の残価についても、同プランでは、50%と三菱車の中ではトップクラスです。

 そしてユニークなのが、1年と2年の短期間所有に特化したリース「ちょこっとT-Drive」の設定でしょう。2年間の契約なら、各種税金やメンテナンスを含め、9万90円+自動車保険となります。このように具体的な年間費用を示すことで、購入を検討しやすい環境作りにも努めています。

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トヨタ ハイラックス。トライトンとサイズ感は似ている(画像:トヨタ)。

 トライトンなどのピックアップトラックは、日本の法規では、大きめのトラックなどと同じ普通貨物車の1ナンバー扱いとなるため、車検は1年ごと、自動車保険も乗用車と比べると高め。高速料金も中型車の扱いになるなど、同クラスのSUVとは異なる点も多いです。またピックアップトラックという性質から全長が5mを越え、駐車場所にも制約を受けることになります。このため、誰にでも勧められる車種でないのも事実です。

 しかし、それらのハードルさえクリアできれば、人とは異なる個性的なクルマであり、クロカン的なトラックという本物のギアを手にするという満足感が味わえるのです。

【了】

【さすがにコッチは…?】新車で買える“あまりにもデカい”ピックアップトラック(画像で見る)

Writer:

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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