GWも“一部除き”ほぼ空いてる!? 「北関東道」はどれほど使えるのか 実は“首都圏まるごと回避ルート”にも

首都圏まるまる回避!広域迂回ルートに組み込める北関東道

 さらに、東北地方や北関東と中京圏を行き来する広域ルートの場合、北関東道を組み込み、首都圏をまるまる回避するというルートも知られています。

 それは、2022年まで有料道路だった長野県の「新和田トンネル」を経由するもの。上信越道の東部湯の丸IC(長野県東御市)から一般道を南下、新和田トンネル・国道142号バイパスを経由し長野道の岡谷ICに直結し、そこから中央道経由で名古屋へ抜けるルートです。

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有料道路時代の新和田トンネル。2022年無料化(画像:長野県道路公社)。

 このルートは北関東ー名古屋の最短ルートとして知られています。高崎ICから東京都心経由・東名経由で名古屋ICへ向かう場合よりも、80km近く距離を短縮でき、約330kmで移動できます。宇都宮ICからでも、このルートの方が30km以上短くなります。

 一般道を走る区間が長いため、通常は首都圏の高速道路経由より若干時間はかかりますが、主要な渋滞区間をほぼ完全にスルーできます。東北地方から東北道で南下する場合だけでなく、常磐道からでも、長野方面への迂回メリットは多客期こそ大きいと思われます。

【了】

【文章読むより地図だ!】「北関東道で迂回」した実例(画像)

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