東急「Qシート」早くも“大改革” 東横線の座席指定車両は今後どうなる?「他社線直通も検討」
東急電鉄「他社線への直通も含めた様々なサービス改善を検討」
「Q SEAT」のラッピングが施された4号車は、座席指定車両としては使用されなくなることから、他車両と同じロングシートで運行され、列車指定券なしでも利用できるようになります。ここでも座席の転換機能が役に立った形ですが、4号車の「Q SEAT」用のラッピングや車内設備は今後どうなるのでしょうか。
この点について東急電鉄は「4号車のラッピングをはがしたり、座席の転換機能を撤去する予定はありません」としたうえで、「利用動向に応じて柔軟にサービス内容を変更できるように、4号車は現行通りとすることにしています」とのこと。また「Q SEAT」を連結している編成は4編成ありますが、この状態も変わらないそうです。
東急電鉄は、2024年3月に公表した中期経営計画に「有料着席サービスの拡充」を盛り込んでいます。東横線の「Q SEAT」の今後については「今後も東横線での『Q SEAT』サービスの更なる利用機会の拡大に向け、他社線への直通も含めた様々なサービス改善を検討していきます」との見解を示しました。
また、田園都市線などへの「Q SEAT」導入の可能性については「現時点では、特定の路線での有料着席サービス拡充は決定していませんが、需要動向や列車の混雑状況を踏まえて検討を進めていきます」としています。
導入後は数々の利用促進キャンペーンが行われてきた東横線の「Q SEAT」。今後も最適な形を目指し、様々な取り組みが実施されそうです。
【了】
近鉄LCカーレベルの車両で金を取るとは
当然、リクライニングとかできゃせんし