首都圏―栃木“第三のルート”めきめき成長中!? 「常磐道からまっすぐ100km」構想の最終地点は今 宇都宮LRTからの“夢の続き”
GWなどの東北道の猛烈渋滞に光が?
宇都宮高根沢バイパスは地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道」の一部に位置付けられています。
この「常総・宇都宮東部連絡道」は、常磐道の谷和原IC(茨城県つくばみらい市)から国道294号・408号・4号を北上し、東北道 矢板IC(栃木県矢板市)までの約100kmを直線的につなぐというものです。
国道294号の茨城県内は全線4車線で、栃木県真岡市(旧二宮町)に残る2車線区間も、2025年度には4車線化する見込みです。そこから宇都宮市を結ぶ国道408号のバイパス「鬼怒テクノ通り」は、最高速度80km/hに設定された高規格な一般道ですが、ここでもさらに交差点の立体化が進められていて、2025年度に開通予定です。
宇都宮高根沢バイパスから矢板ICまでの国道4号も4車線で整備されています。ここまでが「常総・宇都宮東部連絡道」の区間です。なお、矢板IC以北の国道4号は急に幅が狭まって2車線になるものの、ここもやはり4車線化が進められています。
たとえば東京駅を起終点として栃木を行き来する場合、「常磐道+常総・宇都宮東部連絡道」ルートは一般道区間が多く時間がかかるものの、実は距離のうえでは東北道、新4号国道よりも短くなります。
ゴールデンウイークなどの多客期、福島方面から東北道の上り線を走ると、栃木県内で渋滞が始まり、埼玉県内はビッシリということもあります。その渋滞しやすい区間に差し掛かる前の矢板ICで下りて、「常総・宇都宮東部連絡道」を使い首都圏を目指すというルートも選択肢に入ってくるかもしれません。
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