働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!

横浜で開催された「ジャパントラックショー2024」で、三菱ふそうがゴミ収集車とキャリアカーのEVモデルを展示していました。こうした車両のEV化は、エコよりも大きなメリットがあるそうです。

ゴミ収集車をEVにするとエコ以外のメリットも?

 パシフィコ横浜で2024年5月11日まで開催されていた「ジャパントラックショー2024」に、三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)が電気駆動のトラック「eキャンター」を展示していました。

 eキャンターは国産の電気トラックとしては初の本格的量産モデルで、最初のコンセプトモデルが発表されたのは2010年のこと。以降、継続して研究開発と商品化が進められており、2024年現在の最新モデルは3代目になります。

 日本製の電気トラックとしてはパイオニア的な存在といえるeキャンターですが、会場には、通常モデルとは異なる「ゴミ収集車」と、荷台に自動車などを積載する「キャリアカー」の2種類のモデルが展示されていました。

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「ジャパントラックショー2024」の三菱ふそうブースに展示されていたeキャンター(布留川 司撮影)。

 これらはトラック荷台部分に動力で稼働する装置、いわゆるPTO(パワーテイクオフ:動力取り出し装置)が取り付けられた特装車になりますが、両車は三菱ふそうが独自開発した「ePTO(モーター式動力取り出し装置)」を搭載したeキャンターなのだそう。

 なお、「ePTO」のメリットは静音性に優れている点で、作業時に騒音を抑えることができるといいます。

 ゴミ収集車を例にするとわかりやすいのですが、特装車の荷台に取り付けられた装置は、PTOによってディーゼルエンジンから動力を伝達させて動かしています。ゴミ収集車が作業中、停車していてもエンジンを稼働させているのは、荷台の収集機を動作させるために必要なのです。

状況によっては多くの排気ガスを出すうえ、集合住宅などでも早朝から大きなエンジン音を響かせることがあります。eキャンターのePTOであれば電動モーターのため、こういったことがなくなるといえるでしょう。

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