首都高「未完のJCT」にいよいよ“ぐるぐる”出現へ!? 北への延伸事業どこまで進んだ? 目指せ圏央道!

首都高の最北路線であるS5埼玉大宮線を、さらに北へ延伸する事業が進んでいます。その大きな準備工事となる「出入口の移設」が、今年度、大きく進みそうです。

「新大宮上尾道路」準備工事で与野JCTが“JCTらしく”

 首都高の最北路線であるS5埼玉大宮線を、さらに北へ延伸する「新大宮上尾道路」の事業が進んでいます。そのための大きな準備工事となる「与野出入口の移設」が、2024年度、大きく進展するかもしれません。

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新大宮バイパス。与野JCTを望む(乗りものニュース編集部撮影)。

 東京方面からさいたま市へ延びる国道17号「新大宮バイパス」の高架部にあたる首都高は、与野JCTで東へ向かうS2埼玉新都心線と接続していますが、S5の本線としてはそこで終了し、そのまま地上の新大宮バイパスへつながっています。これが「与野出入口」です。

 この与野JCTから北へ、さらに本線を延伸させるためには、道路の真ん中で地上とつながっている与野出入口のスロープが橋脚などに支障してしまいます。そのため移設事業が2023年度からスタートしました。

 現在、与野出口は本線の右側から分岐しますが、左側に新たなランプを建設して分岐位置を変更。これにより、他の新大宮バイパス沿いの出口と同じように、バイパス本線の右側(中央分離帯側)にとりつく線形になる見込みです。

 与野入口については、新大宮バイパス上り線の左側に拡がる広大な空き地にループ状のランプを建設。バイパスから分岐し、S2-S5を結ぶ高架ランプの途中に接続する形となります。

 現在の与野JCTは、S5からS2を結ぶループ上のランプがあるものの、それと対になるループがありません。新たな与野入口としてループ状のランプが接続することで、本線を挟んで2つのループが向き合うJCTらしいダブルループの構造になる予定です。

【進んでるぞ!】首都高延伸「新大宮上尾道路」最新の進捗(地図/写真)

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