“走る”スーツケース/ベンチ/バッテリー/ディスプレイetc…原付! 異形の電動バイク どう使う? 生みの親はナルホドな人
車に積み込める折畳式の電動バイクの最新型が受注受付を開始しました。文字通り「タタメルバイク」という名前ですが、実はガジェットとしても使えるポテンシャルを秘めているのだとか。取材してきました。
外装パネルは自由にデザインOK!
折りたたむとスーツケースサイズになり、デスク下に納まるという電動バイク「タタメルバイク」が2023年の先行オーダーメイド販売に続き、2024年5月15日より先行受注販売の予約受付を開始しました。自在に外装のカスタマイズが可能で、災害時のバッテリーにもなるといいます。
タタメルバイクは、株式会社ICOMAが開発した電動バイクです。同社は、玩具メーカーで『トランスフォーマー』など変形するおもちゃに携わってきた生駒崇光さんが設立したベンチャー企業で、「タタメルバイク」はまさにその知見を存分に生かす形で生み出された新たな乗りものと言えるでしょう。
開発者でもある生駒さんによると、デスクの下に収納できることが基準になっているそうで、折り畳んだ際のサイズは全高690mm×全長690mm×全幅260mmで、大きめのスーツケースと同じくらい。一方、バイク状態に展開すると全高1000mm×全長1230mm×全幅650mmになります。
なお、モーターの定格出力は0.6kWとなっており、50ccのバイクと同じ「原付一種」に分類されます。
フレームなどの主要パーツは板金で作られており、3Dプリンターも駆使しながら社内の工房で1台ずつ手作りされているといいます。そのような「タタメルバイク」の大きな特徴ともいえるのが、自由度の高い外装デザインです。
ユーザーは注文時、フロントやサイドにあるパネルをメーカーのデザイナーが提案するデザインから選べるほか、オーダーメイドで自由にデザインすることが可能で、世界に1台だけの「オンリーワンの存在」を作ることができるのです。
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