生きてたよ… 絶滅危惧の「ロータリーエンジン」パトカー発見! 注目度バツグンだけどパトカーとしては致命的!?

被疑者を乗せるのムリ!!

 またRX-7は、一応4名まで乗れるように後部座席も用意されているものの、限りなく“緊急用”に近いものであるため、ここに違反者や被疑者を乗せるのは厳しい状況でした。

 ほかにもトランクルームの狭さもパトカーとしては欠点だったようです。クラウンなどであればプラスチック製のパイロンや旗、発煙筒、三角表示板、消火器など様々な装備を積めますが、RX-7の場合はプラスチック製パイロンすら積載が難しいため、折り畳み式のものをいくつかと、発煙筒、消火器程度で、大きなものは軒並み積めません。

 こういった観点から、第一線で使われることは案外少なく、ほぼイベント用になっているとのこと。案内の警察官いわく走行距離は7万km台とのことでした。

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2024年6月14日、新潟県警の視閲式で行進するRX-7パトカー(柘植優介撮影)。

 2024年現在の所属先は県警の交通機動隊です。しかし、前述したように高速道路で使用することを想定した「交通取締用四輪車(高速II型)」として調達、配備されたため、当初は高速道路交通警察隊で運用されており、その名残ともいえるバグガードを今でもボンネット上部に付けています。

 なお、FD3S型のRX-7パトカーは、新潟以外に、宮城、群馬、栃木、埼玉、千葉、京都へ配備されましたが、2024年6月現在、現役なのは新潟県警と埼玉県警の2台だけです。

【激レアRX-8パトカーも】新潟県警のRX-7パトカー車内も外もイッキ見(写真)

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