「地上で破壊」されるロシアの超高価ステルス機 空自も“明日は我が身”? 攻撃し放題の現状

ロシア空軍の高性能ステルス戦闘機Su-57がウクライナの攻撃によって地上で破壊されました。ただ、このような攻撃は現代戦では定石と言えるもので、防ぐ手立てはあります。むしろ同様の攻撃でやられる恐れがあるのは航空自衛隊も同様です。

衛星画像だと一目瞭然!

 2024年現在、自衛隊ではF-35、F-2、F-15という3種類の戦闘機を、千歳基地(北海道)に約40機、三沢基地(青森県)に約20機、松島基地(宮城県)に約20機、百里基地(茨城県)に約40機、小松基地(石川県)に約50機、築城基地(福岡県)に約40機、新田原基地(宮崎県)に約40機、那覇基地(沖縄県)に約40機配備しています。これらを合算すると300機弱にものぼりますが、ほとんど無防備の状態で置かれています。

 これらの基地をGoogleマップなどで見てみると、多数の戦闘機が駐機場に並べられているのがわかります。このような形態は「列線運用」と呼ばれますが、こうした「列線」を攻撃するのは非常に簡単であり、小型の自爆型ドローンでも複数機に損傷を与えることができ、大型の弾道ミサイルならば1発で何機をもまとめて破壊することが可能です。

 また格納庫の座標も既知であるため、やはりミサイル1発で内部の戦闘機をまとめて使用不能に追いやることが可能です。推測ですが、1つの格納庫にはおそらく10機程度が収容可能なはずなので、列線がなければ格納庫を狙い撃ちするだけで容易に撃破することができるでしょう。

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ロシアのステルス戦闘機Su-57(画像:ロシア国防省)。

 実際、有事の際に考えられるシナリオには、弾道ミサイルや巡航ミサイルとドローンを使っての飽和攻撃があげられます。全国の航空基地に数百~数千の弾道ミサイルや自爆型ドローンを投射された場合、仮にその9割を迎撃できたとしても、数十発から数百発は基地上空へと到達し、甚大な被害を受けることになります。

 これは、列線や格納庫にある航空自衛隊の戦闘機の大部分を破壊するに十分すぎる数といえ、日本が開戦した場合、そこからごく短時間で航空戦力のほとんどを失ってしまう可能性があることを意味します。

 こうした危機的状態を防ぐには、どのような方策が考えられるでしょうか。

【これなら完璧!】破壊するのは至難 これが北欧にある洞窟格納庫です(写真)

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