現役自衛官も大興奮! 日本唯一の「激レア潜水部隊」とは? 海自“横須賀の祭り”へ突撃してきた

「てるづき」に掲げられていた粋な演出

 多機能護衛艦である「もがみ」に乗るのはやこさんも初めてだったようで、「中の人」ながら目を輝かせて見学していました。確かに普段、ほかの艦を見学する機会って、そうないですからね。海上自衛官だからといって、全部隊、あらゆる職種のことを知っているとは限りません。自分の勤め先の知らない部分をノリノリで見学する姿は、傍から見ていて楽しかったです。

「もがみ」の艦尾上甲板へと上がると、そこには発着艦指揮所というガラス張りの構造物がありました。その名の通り、ヘリコプターの発着艦を指揮するためのスペースで、その構造ゆえに夏場は中がかなり暑くなりそうですが、隊員さんいわく稼働中はエアコンが効いているそう。ところで「もがみ」の上甲板はヘリの格納庫に向かってゆるく傾斜しているのですが、排水溝も小さいので雨が降ったときはちょっと大変なのだとか。姉妹艦でも建造時期が若い艦ではフラットに寄っているようなので、その違いも気になるところです。

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横須賀地方総監部では、普段見られないものが数多く展示されていた。写真は陸上自衛隊の無線搬送装置(たいらさおり撮影)。

 ひと通り見たのち、乗艦記念に護朱印をもらって「もがみ」から退艦しました。対岸のY-1岸壁には、5月に就役したばかりの「やはぎ」も停泊していました。横須賀では初のお披露目となったので、艦内公開はなくても観客が多くいました

 次は「てるづき」の見学を……と思ったのですが、列が伸びており断念することに。がっくりと肩を落としていると、やこさんがぽつりと「ウェルカム」と呟くではありませんか。暑さにやられたのかと思いましたが、やこさんが見上げる方角に目をやると、「てるづき」のマストになにやら派手な旗が複数掲げられています。

 知らないと見過ごしてしまうカラフルな旗の数々。これは、国際信号旗による「ウェルカム」の文字です。

【コッソリおもてなし?】え、これで「WELCOME」って読むの!? 海自オタ大興奮(マンガを読む)

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