「乗ってほしくない車体色1位」だと?「ピンクの車」実はメリット多大! 所有したからこそ実感

ピンクのクルマに乗って気づいた意外なメリット

 そんなピンクのボディカラーですが、じつは筆者(山崎 龍:乗り物系ライター)がゲタ代わりに使っているのが「ローザ・ローザ」という鮮やかなソリッドカラーのピンクで塗られたフィアット500PINK!です。2009年に国内限定50台(世界限定600台)で販売されたスペシャルモデルで、2023年7月に中古車サイトで格安で販売されているのを見つけると、一目惚れして買ってしまいました。

 50を過ぎたおっさんが愛車とするには、チトかわいすぎるかなとも思いましたが、フィアット500の丸っこいルックスにピンクはよく似合っていますし、「非モテ色」という点もすでに付き合っているパートナーがいるので、今さらモテを気にする必要はありません。なんなら、カノジョ了承のもとで購入しているのでまったくもって問題なし。とはいえ、車両を初めて見たときは、一瞬引いた表情を見せてはいましたが……。

 購入したフィアット500は10万kmを超えた中古車ですが、故障ひとつすることなく2024年現在も調子よく走っています。こうして、納車から1年が経過したところで振り返ると、ピンクのボディカラーには意外にも多くのメリットがあることに気付かされました。

 ピンクのボディカラーのメリットについては、いくつかありますが、大きなものを挙げると次の3つになります。

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トヨタが2013年に期間限定で販売していたクラウン アスリートの特別仕様車「ReBORN PINK」。ボディカラーは「モモタロウ」という特別設定色だった(画像:トヨタ)。

 まず、ひとつ目は「他の人と被らない」という点でしょう。

 ライターという仕事柄、クルマ関係のイベントには足を運ぶことが多いのですが、イタリア車のイベントでも同じクルマに出会うことはほぼありません。唯一の例外が今年3月に千葉で開催されたフィアット限定イベントの『CIAO! FesTrico』だけでした。他人と被らないということは印象にも残りやすくなるようで、愛車と紐づけて顔を覚えてもらえ、イベントを通じて他の参加者と仲良くなることが多かったです。

【軍用なのにピンク!】これがイギリス特殊部隊の車両「ピンクパンサー」です(写真)

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