「乗ってほしくない車体色1位」だと?「ピンクの車」実はメリット多大! 所有したからこそ実感
結論「ピンクの中古車はオススメ!」
では、残りのメリットは何なのかというと、2番目が「広い駐車場でも愛車がすぐ見つかる」です。
これは先に挙げたメリットにも関連することですが、ピンクのクルマは数が少ないため、巨大なショッピングモールの駐車場に愛車を停めたときもすぐに見つかります。また、渋谷や新宿などの繁華街で誰かと待ち合わせをしたときも容易に見つけてくれるので便利です。
そして3番目が「ピンクは汚れが目立ちにくい」でしょう。
これは意外な発見でした。忙しくて洗車をサボっても汚れが目立たないので、さっと窓だけ掃除すればそのまま出発してOK。考えてみれば砂埃は薄茶色です。イギリスの特殊部隊「SAS」が砂漠地帯で使用していたランドローバーの車体色はデザートピンク、湾岸戦争で活躍したイギリス空軍の戦闘機「トーネードIDS」もピンク掛かったサンドカラーで塗装されていました。おそらくピンクという色は、砂埃に対する迷彩効果が高いのでしょう。
すでに筆者はピンクのフィアット500に1年間乗っていますが、デメリットはまったく感じていません。人によっては「目立つ色だから煽られやすい」という向きもあるようですが、交通の流れに乗ってスムーズに運転しているせいか、そうした経験は1度もありません。
また「悪目立ちする」という声もありますが、交差点前で信号待ちをしていても振り返る人は100人にひとりもいません。そもそもフツーの人は赤の他人がどんな色のどんなクルマに乗ろうが、興味も関心もありませんからね。
というわけで、洗車嫌いの不精な人にはピンクのクルマは意外とオススメです。購入する際も、同程度の中古車と比べれば相場は総じて低いですしね。
【了】
Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)
自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、カワサキZX-9R、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか
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