「長~いトンネル」増えたよねー… 日本最長は“驚異の長さ” でも「5000mちょっと手前」がゴロゴロあるワケ

実は特例で通行可能なケースも

 このほか、川や海の下を通る水底トンネルも危険物積載車の通行が禁止されています。これらは、首都高の羽田トンネル(300m)や東京港トンネル(1325m。並行する国道357号のトンネル含む)など、5000mよりもはるかに短いトンネルでも通行ができなくなっています。

 一方、外環道の千葉区間(三郷-高谷)など、地下トンネルに似た構造ながら、上部に「スリット」と呼ばれる穴が連続する構造の場合は「半地下トンネル」になるため、危険物積載車も通行が可能です。ただ、こうした構造はコストが高いため、採用例はわずかしかありません。

 しかし、こうした規制が災害時の物資輸送に支障をきたす可能性もあることから、2016年に国土交通省が通行規制の緩和を通達したことがあります。自治体などの要請があったうえで誘導車を配置し、他の車両との間隔を保つといった通行の安全が確保される場合には、通行が認められることがあります。

【了】

【ホントだ!】これが「別の意味で“日本最長のトンネル”」です(写真)

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