最高の栄誉が「信楽焼のタヌキ」トロフィーなぜ!? 米軍パイロットは満足なのか? 実は宇宙にまで行ったことも

アメリカ海軍航空隊には、最高の栄誉とされる「マザートロフィー」なる賞があります。これは非公式の賞で、しかもトロフィーはなぜか信楽焼のタヌキの置物なんだとか。なぜ、信楽焼のタヌキが用いられるのでしょうか。

タヌキトロフィーは宇宙に行ったことも!

トロフィーの担当者となった士官は、移動時には盗難防止のため、トロフィーのケースと自身を鎖でつないでおくこともあるそうです。また、万が一にも誰かに横取りされないよう、任務には必ず持っていくといいます。

そのため、信楽焼のタヌキは、獲得した部隊の任務に同行して富士山の山頂まで行ったほか、スペースシャトル「アトランティス」に乗る海軍大尉のクルーへと託され、宇宙にまで運ばれたこともあるようです。

しかし、ふとしたきっかけでトロフィーが盗まれてしまうこともあります。この場合、盗んだ部隊が正式な受賞部隊として認められることはありませんが、「盗み出した」こと自体が栄誉となり、盗まれた部隊は最高の戦闘飛行隊の名誉と、「盗まれた部隊」という不名誉な記憶の両方が刻まれることになります。

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トロフィーを盗まれた第213戦闘飛行隊は、最後までF-14が配備されていた部隊としても知られる(画像:アメリカ海軍)。

実際、2011年の2月には、前年の夏に第213戦闘飛行隊が獲得したトロフィーを第102戦闘飛行隊が盗み出すといったことが行われています。このふたつの飛行隊のトップは士官学校時代からクラスメートだったといいますが、この事件以降、関係はギクシャクしたものになったとか。ルール上は盗んでも問題ないものの、人間関係は保証されていないようです。

【了】

※一部修正しました(8月12日22時00分)。

【あ、確かにタヌキだ!】これが、宇宙まで飛んだタヌキのトロフィーです(写真)

Writer:

なぎはまな。歴史は古代から近現代まで広く深く。2019年現在はフリー編集者として、某雑誌の軍事部門で編集・ライティングの日々。趣味は自衛隊の基地・駐屯地めぐりとアナログゲーム。

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