最高の栄誉が「信楽焼のタヌキ」トロフィーなぜ!? 米軍パイロットは満足なのか? 実は宇宙にまで行ったことも

実はタヌキってレア動物?

タヌキは「他を抜く」という語呂に繋がることから、ゲン担ぎで商売繁盛の象徴とされています。一方で、生息地はアジアの一部だけで、特に信楽焼のモデルになっているホンドタヌキは日本にしかいません。そのため、伝説の生き物のように海外では扱われているということもあって、トロフィーとして選ばれたと言われています。

賞の発足当初は、3人の教官パイロットの教え子たち、すなわちF-8の戦闘飛行隊のみで争っていたようですが、その後、機種が更新されるなどして徐々にF-14やF/A-18を運用する飛行隊にも拡大、現在では海軍のすべての戦闘飛行隊が対象になっているようです。

 さてこのマザートロフィー、獲得すれば戦闘機乗りにとって最高の名誉となる模様ですが、もし受賞した飛行隊よりも「自分らの飛行隊の方が優れている」と感じたら、どうすればよいでしょうか。異議を申し立てるのか、それとも今年は諦めて来年頑張るのか、実はどちらでもありません。賞を受賞した部隊から、トロフィーである信楽焼のタヌキを盗めばいいのです。

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信楽焼のタヌキ(画像:写真AC)。

 実際に「トロフィーを獲得する手段は問わない」と考えられており、トロフィーを盗んでもOKだといいます。そのため、トロフィーを受賞した戦闘飛行隊は、最高の栄誉を獲得するのと同時に、1年間トロフィーを死守しなければならない、という覚悟も求められる模様です。

【あ、確かにタヌキだ!】これが、宇宙まで飛んだタヌキのトロフィーです(写真)

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