ついに自動車メーカーも呼び掛け「ファスナー合流はズルくない!!」 渋滞緩和に貢献する理由とは
高速道路のインターチェンジやパーキングエリア、サービスエリアからの本線への合流の際に、車線が絞られる「先頭の部分で」合流する方法「ファスナー合流」を様々な企業が奨励しています。
ついにいすゞ自動車も「スムーズです」と太鼓判
連休にクルマで遠出すると、避けて通れないのが高速道路の渋滞です。2024年のお盆休みに備え、NEXCO中日本 東京支社や日本自動車連盟(JAF)のほか8月8日はいすゞ自動車も公式Xで「ファスナー合流」を呼び掛けていました。この「ファスナー合流」とはどういうものなのでしょうか。
ファスナー合流とは、高速道路のインターチェンジやパーキングエリア、サービスエリアから本線への合流の際に、車線が絞られる先頭の部分で合流する方法のことです。
この方法は走行車線を走るクルマも合流場所が予見でき、1台1台スムーズに合流が可能になるため、渋滞を緩和する効果があるとされています。特にNEXCO中日本は、これを積極的に推進している組織のひとつです。
実際に「ファスナー合流大作戦」と題して、2019年から名神高速上り線の一宮JCTで合流部にラバーポールを立て、先頭の部分でしか合流できない構造にしました。その結果、名神と東海北陸道を合わせた渋滞による損失時間が約3割減ったそうです。
また、いすゞ自動車は公式Xで、ファスナー合流でのクルマの流れを動画にて解説。ファスナー合流をすると、「車の流れが乱れにくく、スムーズです」と呼び掛けました。
ただ、ファスナー合流を知ってか知らずか、混雑していても合流部が始まった途端に合流しようとするクルマ、そのクルマを追い越して先頭まで行って合流しようとするクルマ、さらにそれを「ズルい」と感じるのか、なかなか譲らないドライバーも見られます。
SNSでは「道路公団が推奨してるファスナー合流、って知ってます?」「夏休みで渋滞増えると思うけどみんなファスナー合流しような!」と呼び掛ける人が見られる一方、「ファスナー合流するワタシ。ずるいと思われてるのか? 早く一般常識になって欲しい」「ファスナー合流知らない人多すぎて絶望してる」「北の大地では殆ど見る事の出来ない現象ですね。北の大地はオラオラが多い」など、まだまだファスナー合流が定着していないことを嘆くコメントも寄せられています。
【了】
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